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きょうは、似顔絵を描いた。糟糠の連れあいのリクエストである。疎かにはできない。オーストリー・ハンガリー帝国の軍人貴族が、ナチスドイツの台頭とともに没落して新大陸アメリカ合衆国へ亡命するお話の主人公だ。彼女は修道女の姿をしている。修道女とオーストリー・ハンガリー帝国の軍人貴族の恋愛物語にホームドラマとナチスへの抵抗物語がセットされて盛り沢山なお話だ。さらに音楽劇仕立てでその賑やかなことはなかなかのものだ。旧体制(Ancien régime)の主人公たちが新興の全体主義(totalitarianism)から逃避するのをアメリカ合衆国のショービジネスが希望の物語として取り上げているのには、聊か抵抗を感じている。修道女の姿の彼女は不安げだ。アルプスをスイスへ越境する場面の晴れやかさはない。彼女の不安と希望を読み解かなければならない。希望と逃避は矛盾しないのだろうか。しかしながら、 糟糠の連れあいのリクエストである。疎かにはできない。 この度の災害に遭われた皆様に衷心よりのお見舞いを申し上げます。毎日、運命について考えています。 |
目から描き始める。好奇心と不安の目だ。 | 画仙紙絵葉書、墨、透明水彩、顔彩。30分。 |
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