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蟾咳道人反省記(せんがいどうじんはんせいき)
蟾咳道人による半世紀に亘る反省記。蟾咳子、公募展等に応募するが概ね選外に終わる。日暮れて道、遠し。今はただ、ぐずぐず、くどくど、縷々、延々と言うても詮無い繰り言を繰り返す。
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24 November 2024            [PR]  |   |
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 先ずはこの度の災害に遭われた皆様に衷心よりのお見舞いを申し上げたいと思います。この拙いブログに関東甲信越東北からアクセス頂いていた方もいらっしゃるようです。不安と悲しみの時間をお過ごしの皆さまには、埒も無い老人の繰り言、お叱りも有ろうかと躊躇しながらも、微苦笑の慰めにでもなればと本日も描きます。
 糟糠の連れあいのリクエストである。先日、娘が映画券をくれた。「たまには夫婦でデートしといで」。最近の映画を知らない。取り敢えず近くにある所謂シネマコンプレックスへ出かけた。他愛も無いアクション娯楽作品。米国の引退した情報公務員が権力者の不正に立ち向かうといった趣向の映画だ。 居眠りをするかと思ったが終わりまで眠らずに済んだ。糟糠の連れあいのリクエストである。疎かにはできない。
Walter_Bruce_Willis
 例によって、目から描き始める。
画仙紙絵葉書、墨、透明水彩、顔彩。30分。Walter_Bruce_Willis2
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 先ずはこの度の災害に遭われた皆様に衷心よりのお見舞いを申し上げたいと思います。この拙いブログに関東甲信越東北からアクセス頂いていた方もいらっしゃるようです。昨日、一昨日と当該地方にいる知り人の安否を尋ねるばかりで終わりました。
 糟糠の連れあいのリクエストである。疎かにはできない。「雨の訪問者」と言う映画を見ていない。特に音楽が良いとのことだ。老生はこの俳優を男性用コスメティックスのコマーシャル映像と音楽でしか知らない。 糟糠の連れあいのリクエストである。疎かにはできない。
Charles_BronsonEyes
 例によって、目から描き始める。
画仙紙絵葉書、墨、透明水彩、顔彩。30分。Charles _ronson
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 糟糠の連れあいのリクエストである。疎かにはできない。彼も我々のの時代のヒーローのひとりである。オートバイで草原を跳ねながら逃走する姿には爽快感があった。老生の古い記憶では「拳銃無宿」というアメリカ合衆国製のT.V.ドラマがあった。家にはT.V.の受像機が無く、時折、受像機をすでに購入した近所の家で見せてもらう。よその家の夕食時にそこの茶の間に座っていることの違和感を幼いながら感じた。「猿」のような顔をした主人公であった。「賞金稼ぎ」という生業も幼いものにはよく理解できない。その後、様々な映画で颯爽と活躍する彼と、あの「猿」のような顔をした賞金稼ぎの「拳銃無宿」とがどうもしっくり来ない。アメリカ合衆国製の安全保障と「拳銃無宿」的生業には何か相似たところがあるだろうか?。ないだろうか・・・?。しっくり来ない。しかしながら、 糟糠の連れあいのリクエストである。疎かにはできない。
Mcqueen1
 例によって、目から描き始める。
画仙紙絵葉書、墨、透明水彩、顔彩。30分。Steve_McQueen2
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 連れあいのリクエストである。暫く、つづく。懐かしい、二枚目俳優だが、どうも美男美女は描き難い。吉永小百合氏の場合もそうだったが描けば描くほど離れてゆく。いっそ目だけの方が似ていたような気がする。この俳優の「生きる喜び」という作品がいちばん気に入っている。彼に似た雰囲気のある現在の俳優と言えばカリブ海の海賊を演じたジョニー・ディップ(Johnny Depp)氏だろうか。
Delon
 例によって、目から描き始める。この辺りで止めとけばよかったかな?
画仙紙絵葉書、墨、透明水彩、顔彩。ジェームス・ディーン(James Dean)氏にも似ているような・・・・。Delon2
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 この「いき掛かり」で始めた「党首」シリーズももう終わりにしよう。なんだか選挙も近いような気がする。誰であろうとなんら思い入れ無しに描いて来たが、描かれたそれぞれの党首の方々に万が一ご迷惑をかけるようなことになってはいけない。まだ他にも会派はいくつかあるようだがこれくらいでおおよその中立性は保たれるであろうと思う。
 風刺について考える為に政治家の似顔絵を描き始めた。風刺的な意図の無い、ただ似せようとしただけの絵から風刺について考える糸口にしようと始めた。本来風刺は辛辣で攻撃的である場合が多い。しかし、戯画(カリカチュア)あるいは「笑い」には、むき出しの暴力を阻止して理性的な紛争の解決方法に目を向けさせる力を発揮することもある。「暴力」を破壊して人を傷つけることなく「平和」を達成する有効な武器のひとつとしてその技術をさらに開発発展させたい。
志位氏の目
 例によって、目から描き始める。その人らしさが見えてきたと思えたところで一度スキャニングする。フライドチキンのおやじではない。
途中、大橋巨泉氏が11PMの司会をなさっていた頃に似てきて困った。画仙紙絵葉書、墨、透明水彩、顔彩。20分。志位氏の顔
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 目から描き始めた。タカをくくって始めた。所謂、灰汁のつよい、個性のある顔だから「似ている」と言う線までの距離は短いと予測した。目を描いて、まあ眼鏡をかけば「らしく」なるだろうと期待して描き進むうちに、だんだんと、どこにでもいる没個性な「おやじ」の顔になってゆく。逆立てた頭髪がワザとらしく感ぜられて、余計に凡庸な初老の男という印象が強まる。透明水彩であるにも拘らず、随分絵の具を塗り重ねた。時間がかかったわりにつまらない。つまらないのはモデルにした政治家では無く、描き手の技術だ。けっして、「つまらない」と云う処に含みがある訳ではない。
渡辺喜美氏
描き始めて30秒ぐらい。
画仙紙絵葉書、墨、透明水彩、顔彩。途中、嫌になって風呂にはいった。前後で30分ほど。渡辺喜美2氏
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  党首おふたりを描いた。先のお三人に比べて粗略であるところに風刺の意味がある訳ではない。本日多用であったため既に疲れているのだ。以前、看板に使用していたものである。これらは肖像では勿論無いが日頃描く似顔絵ですらない。看板である。しかし、社会情勢によっては、似せた顔を描くだけで充分風刺になることも無くはない。
亀井静香氏繰り返しいうが。絵が粗略であるのは、本日の疲労ためであって他意は無い。書道半紙にそれぞれ、一分足らず。福島瑞穂氏

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 俳優はその時々の役柄に自分を似せようとする。お笑い芸人もその出演しているその場その場で期待される人格を模倣する。それらの「顔」は言わば俳優、芸人の作品である。それを更に誇張したり、歪めたりして滑稽化あるいは美化してカリカチュアライズするのは芸術作品の模写に似る。似顔絵屋の看板あるいは商品見本にはちょうどよいかもしれないが、果たして「似顔絵」と言う仕事と言えるだろうか。

ま、本日もそのS1大賞に出品しなかった看板をひとつ。
書道半紙に墨、顔彩。3分ほど。

isiduka?
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サイクルロードレースの春が来た。パリ〜ニース、ミラノ〜サンレモと
cycle road raceにPrimaveraの風が吹く。

サイクルロードレース1
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昨日、 ヘルスコープあかがわ生協診療所デイサービスセンターにて利用者のご夫妻を描かせて頂きました。「おまえ、えらいきれいな。」「あんさんこそ、ちょっと、男前すぎやおまへんか?」「ははは、おおきに、ええ記念になりましたわ」てんま天神梅まつり開催中の天満宮ご門前で『合格しました。きょうはそのお礼参りです。」すがすがしい美青年はお父上とご参拝です。未来に待ち受けるすべてに興味と野心を持った青年らしいきれいな瞳を描かせて頂きました。幸福なんてなまやさしいものではなく、美しいものをこの手で描かせて頂きました。似顔絵屋のしあわせ。です。

翁媼(おひなさま) 男兒立志出郷關 學若無成不復還
埋骨何期墳墓地 人間到処有青山。
青年まさに春。

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 名古屋似顔絵楽座 竜王賞に期待しています。 昨年の竜王賞でも、若い個性がさまざまな筆致を見せてくれました。似顔絵が個性的でなおかつ説得力を持つためにはやはり才能が必要です。勿論99,9%の汗に対して0,1%程度で十分ですが・・・。
 昨日は(2/26)デイケアセンターご老人たちと楽しい時間を過ごして来ました。その様子は追々、載せてゆきます。本日はてんま天神梅まつり似顔絵屋日思庵最終日。また、あたらしい出会いが待っています。

むかし、大阪天王寺美術館地下アトリエで描きました。
油彩、8号。

若い婦人
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 名古屋似顔絵楽座 竜王賞は実に楽しい催しです。 昨年の竜王賞でも、こんな年寄りですら久しく無かった興奮でした。似顔絵がこれほど多様なスタイルで並んでいるのは壮観です。 明日は(2/26)デイケアセンターご老人たちと楽しい時間を過ごして来ます。明後日はてんま天神梅まつり似顔絵屋日思庵最終日。また、あたらしい出会いが待っています。

リタイヤした老人は悠々閑々とテレビでその年のオールスター野球を見ている。画家のイーゼルとモデルの老人の間には小卓があって。麦酒瓶と酒菜の小皿がある
油彩、六号

悠々の人
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 名古屋似顔絵楽座 竜王賞エントリー32人のお名前が発表されました。 昨年の竜王賞でお目にかかったなつかしいお名前が沢山ありました。似休さん、 おえかきっこMyuさん、あの時描かせてもらいました。ご健闘をお祈りします。

メキシコ風の衣裳を着たプロの美術モデルさんです。彼女に聞いた話。京都にお住まいなのですが大阪へ来る時利用する鉄道によって虫に刺される頻度に差があるそうです。モデルさんにとって出勤途中の虫さされは重大事です。遠回りでも一社にしか乗らないとおっしゃていました。随分むかしの話しですから、現在は改善されていると思います。まあ会社の名前は出しませんが・・・。
水彩、アルシュ紙荒目、1時間半ほど。

メキシコ風の衣裳
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 肖像画を描く場合、寛いだ会話は明るい表情をつくる。モデルは話しながらさまざまな方向を見る。画家の方に向かって話し。視線を逸らせて話す。しかし概ね、視線を固定して描く。似顔絵の場合には視線を固定しない。僅か10分程の間にそのひとの見ている方向を捜す。表情に陰影ができる。そのまま、こころの陰影かもしれない。それがモデルのこころなのか、あるいは画家のそれかわからない。いずれにせよ表現しなければならないものは世界とモデルと画家とのあいだにその瞬間成り立っている関係が作るイメージだ。

この時は、学校のことや、友達のことを話していたように思う。油彩12号

gril13
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 肖像画を描く場合にもモデルとの会話はある。専門のモデルでない場合はさらに会話する。似顔絵の場合に会話は特に大切だ。10分程の間にそのひとの顔を捜す。とくに話題が豊富にある訳ではない。まず、お客さまのお話を聞く。それからだ。




この時モデルはじっとしていることに我慢が出来なくなっていた。油彩30号

少女11歳2
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 派手な屋台や車道の解放などなくとも休日のメインストリートは車の交通量も少なく、恋人であれ、歳を経た夫婦であれ、家族連れであれ歩くのに適した歩道の幅と景色がある。今はすこしづつ春の色を増している。おひる頃には陽射しが背中に暖かい。歩道に並ぶ彫刻群も目立たぬうちに手入れされている。以前あった心ない落書きが綺麗に洗われていた。

むかし大阪に御堂筋ギャラリーという催しがあった。
十数年前、御堂筋ギャラリーで農林中央金庫大阪支店に飾られていた。油彩12号
まだ、似顔絵というものを知らなかった。

少女9歳
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 名古屋似顔絵楽座  S1大賞も今日で締め切りだ。果たして・・・?
 富司純子さんを毎朝見るのを楽しみにしています。あの「緋牡丹の・・・」が美しく歳を重ねられた。 昨年の竜王賞でもお客さまの年齢をそのまま表現して説得力のある美しさに仕上げるのはむつかしく、腕の見せ所でもある。
 

大阪天満宮門前で『似顔絵屋 日思庵』に歩みを止められた皆さま。
ありがとうございました。
書道半紙に墨、一分以内。

藤純子
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 名古屋似顔絵楽座  S1大賞に応募しなかった「戦場のカメラマン」氏の似顔絵絵です。この方は昨年の大変話題にもなり、自らテレビの娯楽番組にも出演されて、おそらくこの度の似顔絵S1にもたくさん取り上げられるだろうと避けました。それと、「COPIC sketch」という画材を使ってみたのですがまだうまくこなせていません。 昨年の竜王賞でも奉書紙(主催者から支給された色紙)の滲み具合に慣れるのに少し手間取りました。お客様が目の前にいらっしゃる席で、知らない道具を試すのは緊張感があってとても楽しかった。(通常はドーサ引きされていない画仙紙の色紙を使用しています。)
 

戦場のカメラマン
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 名古屋似顔絵楽座  S1大賞に応募しなかったみのもんた氏の似顔絵絵です。この他につるへさんやさんまさんは売り物としての自分の顔が既に作られていますから違う方向からのアプローチに説得力を持たせるのはなかなか困難です。敢えて冒険は避けました。 昨年の竜王賞でも中国からおいでの方、韓国からおいでの方、年配の方からの支持が多かったのは、今流行のタレントに対する既成のイメージや、最近流行の似顔絵のスタイルをあまりご存じないことが幸いしたのかもしれません。
 

みのもんた
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 名古屋似顔絵楽座  S1大賞に応募した。 昨年は竜王賞にも参加して決勝に残る事ができた。中国からおいでの方、韓国からおいでの方、年配の方、若いカップル。それぞれのお顔が鮮明に思い出される。
 昨年は吉永小百合さんの絵で応募した。良く整った美人は強い特徴が少なく「似顔絵」として説得力のある絵にするのは難しい。だからといって無理矢理なカリカチュアライズはしたくない。普通に丁寧に写生したのでは似顔絵とは言いにくい。いっそ習字の半紙に一気呵成に短時間で描き上げた。

吉永小百合
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